歯が欠けた・折れた

歯が欠けたらすぐ歯医者へ

こんな時はできるだけ早く診察を受けましょう

・食事中に歯が欠けた・折れた
・歯をぶつけて欠けた・折れた
・気がついたら歯が欠けていた
・歯が折れたが痛みは無い

食事中に硬いものを噛んだ時に歯が欠けたり折れたりしてしまうことがあります。
でも、普通のおせんべいくらいの硬さのものを噛んだだけで健康な歯が欠けたり折れたりすることは通常ありません。

それでも欠けたり折れたりした場合は歯に何らかの問題があるということなんですね。

スポーツ中の事故などで歯が欠けたり折れてしまった時、「痛みが無い」という場合がありますが、これも放置すると危険です。
必ず歯科医院を受診してください。

欠けた/折れた歯を放置した場合の危険性

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歯の表面は硬いエナメル質に覆われていますが、歯が欠けることでエナメル質が剥がれ、その中の象牙質が露出してしまう可能性があります。
象牙質はエナメル質より柔らかく、食べ物に含まれる酸や虫歯菌の影響を受けて虫歯になる可能性が高まります。
また、象牙質は振動や熱を神経まで伝達しやすい性質があるため、食事や歯磨きで痛みを感じることが多くなります。

歯の損傷が激しく神経が露出している場合、強い痛みが発生することがあります。強い痛みがある場合、神経が細菌に感染して炎症が起きている可能性が高いです。

歯が欠けた/折れたらどうすればいい?

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歯が欠けた/折れた場合、気になっても舌でなめたり指で触ったりしないでください。
また、消毒液をつけたり、自己判断で何かを詰めるのはやめだください。
損傷した部分から雑菌が侵入し、歯の神経が感染してしまう恐れがあります。

とにかく、できるだけ早く歯科医院を受診してください。

歯が小さく欠けてしまった場合の治療方法

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歯が小さく欠けた程度で、神経部分や根のダメージが少ない場合は、コンポジットレジンやセラミックを接着し、欠けた部分を補うことができます。
歯の大部分を残すことができ、見た目も高いレベルの回復が見込めます。

セラミック治療についてさらに詳しく >>

歯が折れてしまったが “根” が残せる場合の治療方法

差し歯・クラウン

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差し歯(クラウン)は、歯の根っこ部分が残っている場合の治療方法です。
❶ 残った歯を削る
❷ 土台をはめこむ
❸ 人口の歯を被せる
という流れになります。

差し歯での治療をするためには、歯の根っこ部分が残っている必要があるため、完全に歯が抜けてしまっている場合は差し歯での治療はできません。
また、歯の根が弱っていたり、金属の素材を使用したりすると、根が折れたりヒビが入る危険性もあります。
特に前歯などの相手から見える部分の歯は、金属の素材を嫌って自然の歯の色に近い素材を使う患者様も多いです。

セラミック治療についてさらに詳しく >>

神経や根の損傷が激しく抜歯が必要な場合の治療方法

ブリッジ

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「ブリッジ」は、無くなった歯の両側の歯を削って土台とし、そこに一体型の人工の歯を被せる治療方法です。

メリット

・しっかりと固定されるため、入れ歯のように不安定になることが少ない。

デメリット

・健康な歯である両側の歯を削らなくてはならない必要があること。
・ブリッジを装着することで慢性的な負担がかかってしまうため、健康な歯の寿命を短くしてしまう恐れがあること。
・ブリッジと歯肉の間に食べ物のカスが詰まり、むし歯や歯周病の原因となる可能性があること。

歯が欠けた/折れた場合は緊急事態

歯が欠けたり折れたりした場合、新しい歯が再生したり生えてくることはありません。
折れた部分から歯が悪くならないようになるべく早く処置をする必要があります。来院が早ければ、運よく治療で治すことができる可能性があります。

もし来院が遅れてしまっても、「今更行っても変わらないだろう」と思わずに、時間を作って検査してもらいましょう。
歯は失うと2度と戻ることはないので大切にしてください。

もし突然の事故などで歯が折れてしまった場合、歯の破片を捨てずに保管して来院時に持参してください。
歯の破片は、乾燥させないよう牛乳につけて保管してください。

<大きく折れてしまった歯を元に戻せるかどうかのポイント>
・歯が破損してからの時間が短いかどうか
・歯の周囲についている歯根膜という膜がどれだけ残っているか

水道水で洗ったり浸けてしまうと浸透圧の差で歯根膜が破壊されてしまいます。
牛乳は体液の浸透圧に近いため、歯根膜を守りながら乾燥から守ることができます。

ご予約から診察までの流れ

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ご予約

河合歯科医院では、なるべく患者様をお待たせしないよう、ご予約制となっております。

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ご来院

初診の方は問診票記入の為にご予約時間より10~15分程度早くご来院をお願いしております。 また、保険証・医療券・お薬手帳などをお持ちいただき、受付にてご提示ください。

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カウンセリング

初回は、現在お口の気になる症状などを担当スタッフが伺います。お悩みやご相談がある方はお気軽にご相談ください。伺ったお話を元に治療計画を作成致します。分からないことはお気軽にご質問ください。

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診察

初診の方は、まずレントゲン撮影と検診を行います。 その後、歯科衛生士による口腔内のお掃除をさせていただいたり、痛みや腫れがある場合は症状が和らぐよう処置をさせていただく場合もございます。

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お会計

治療終了後、受付にて次回のご予約をお取りします。診察券に次回来院日を記入させていただきますので、次回はそちらを受付までお持ちいただきます。お会計も受付で済ませてください。